飲酒運転撲滅に向けて
昨年6月6日の一家5人が死傷した事故から1年が経ちました。9時30分からは善岡市長、奥山上砂川町長、飯澤砂川市議会議長をはじめ砂川市議会議員らが事故現場で献花し、黙祷を捧げました。10時30分からは「飲酒運転撲滅集会」が行われ、関係者、市民ら約300人が参加しました。
善岡市長は「なくなられた方の無念を胸に二度とあのような事故を起こさせてはならない。砂川市民であるからこそ事故を忘れず、飲酒運転を撲滅していかなければならない。」とあいさつしました。さらに、砂川警察署の北﨑署長は「さまざまな取り組みにより飲酒運転の悲惨さを周知してきたが飲酒運転による事故が多発している。飲酒運転の恐れがある人がいる場合はちゅうちょすることなく110番通報してほしい。」と訴えました。
その後、2003年に高校1年生の次男を亡くした飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会共同代表の髙石洋子氏による「悲劇をなくすために」と題した講演では、突然子どもを失う親の苦しみ、自身が活動を続けていってもなくならない飲酒運転に対する想いなどが語られました。
市民劇団「一石」は飲酒運転で家族をなくした遺族の苦しみ、悲しみを描いた演劇を披露しました。
事故の犠牲になった長女、長男が通っていた砂川高校の上島生徒会長は、「高校生で未成年の私たちはお酒を飲むことはできませんし、車の運転もすることはできません。飲酒運転はまず、大人の皆さんが気をつけていってほしいと思います。そして、事故の犠牲となった一家の命の尊さを忘れず、飲酒運転が社会からなくなるよう私たち高校生も考えて動いていかなければなりません。」と力強く訴えていました。大人である私たちは高校生の想いをしっかりと胸に刻み、当然のことである「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」の言葉を守っていかなければならないと感じるメッセージでした。
集会後は参加者による旗の波運動が行われ、国道12号を通る車に「飲酒運転しないで」や「交通安全」と書かれた手旗で飲酒運転の撲滅・安全運転の啓発を行いました。
また、砂川高校では飲酒運転撲滅集会でも講演していただいた高石洋子氏の講演と全校生徒による旗の波運動が行われ、被害者を悼むとともに飲酒運転の撲滅を願いました。
午後8時からは、市長、警察署長、市議会議員らが市内飲食店を巡り、飲酒運転撲滅のぼりやチラシを配付するなど飲酒運転撲滅に向け啓発活動を行いました。午後10時からは砂川警察署により、あの大惨事を繰り返すまいと飲酒運転撲滅のための検問が事故現場付近で行われ、砂川署員が検問をするとともに、飲酒運転撲滅に向けてドライバーに呼びかけを行っていました。
(参考):砂川市飲酒運転撲滅に関する条例
事故現場での献花の様子
善岡市長
金田空知総合振興局長
北﨑砂川警察署長
髙石洋子氏
砂川市民劇団「一石」
砂川高校上島生徒会長
砂川市民を交通事故から守る一斉旗の波運動
市長、砂川警察署長、空知総合振興局長も参加
砂川高校全校生徒による旗の波運動
飲食店での啓発活動
検問の様子
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