危険物安全週間
危険物安全週間
危険物安全週間は、平成2年消防庁により制定され、以来毎年6月の第2週(日曜日から土曜日までの1週間)に実施しています。今年は6月4日日曜日から10日土曜日までの7日間です。
目的
今日、石油類をはじめとする危険物は、事業所等において幅広く利用されるとともに、市民生活に深く浸透し、その安全確保の重要性はますます増大しています。 このため、事業所における自主保安体制の確立を呼びかけるとともに、広く市民の危険物に対する意識の高揚と啓発を図ることを目的としたものです。
令和5年度 危険物安全週間推進標語
「意志つなぐ 連係プレーで 事故防ぐ」
危険物に係る火災および流出事故の合計件数は近年高い水準で推移しています。
これらの事故原因をみると、火災事故では維持管理や操作確認が不十分という人的要因によるものが多く、流出事故では腐食疲労等劣化などの物的要因によるものが多くを占めています。
・危険物を取り扱う事業所の皆様には、この機会に自主保安の重要性を改めて認識していただき、安全確保に向けた取り組みを推進していただくようお願いします。
・家庭等においては、危険物の性質を十分理解して適切に取り扱っていただき、危険物に関する事故発生を未然に防止しましょう。
危険物とは
消防法に定められているもので、一般的に次のような危険性を持った物品をいいます。
- 火災発生の危険性が大きい。
- 火災拡大の危険性が大きい。
- 消火の困難性が高い。
私たちの身近なものでは、ガソリン・灯油・油性塗料等があります。
危険物安全週間の由来
昭和39年7月14日午後9時55分に発生した株式会社宝組勝島倉庫爆発火災という火災が原因となっています。この火災は危険物のニトロセルロースの管理に不備があったことから出火し爆発火災となったもので、消防職員18名、消防団員1名が一瞬にして生命を奪われ、また消防職員、消防団員など158名が重軽傷を負いました。この災害を教訓として、危険物を取り扱っている事業所、また一般市民に対しても危険物に関しての意識の高揚、啓発を図ることを目的とし、危険物安全週間が制定されました。また何故6月に制定されたのかというと、7月に発生した株式会社宝組勝島倉庫爆発火災のように、気温が高くなることによりセルロイド類など危険物の自然発火による火災が多くなる夏季を目前にした時期に啓発活動を行うため、6月初旬に制定されました。
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