移住体験談
1995年移住 権田康二さん・美津枝さんご夫婦
プロフィール
権田康二さん・美津枝さん
出身地:(康二)東京都 (美津枝)東京都
趣味:(康二)夏はラジコン飛行機、冬はスキー (美津枝)植物鑑賞、読書
大手出版会社の定年退職後、平成7年、砂川市に念願の「とんがり屋根」の住宅を新築し移り住む。
砂川との出会い
砂川市との縁の始まりは、退職を数年後に控えた平成元年(1989年)、たまたま目にした小さな新聞記事【砂川市が東京で宅地分譲説明会を開催するにあたり、前日に行った日本橋での宣伝活動を取材したもの】でした。たびたび、スキー旅行でニセコ町などを訪れていた私は、北海道に憧れを抱いていましたので、早速宅地分譲説明会の会場を訪ねてみました。そこで目に飛び込んできものが、砂川市(北海道)の雄大な自然と風景でした。会場の壁一面に掛けられた写真パネルに圧倒され、感動・感激したのを今でも覚えています。
移住への決意
その会場で砂川市(北海道)の魅力にとりつかれた私は、趣味のスキー・ラジコン飛行機が身近でできることが確認できると、すぐに土地の購入を決めました。はじめは反対していた妻も、私の熱意に押され、徐々に理解してくれました。妻が言うには、住み慣れた土地を離れることや冬の寒さの不安は多少あったにしろ、いきなり北海道に住みたいと言われて、すぐに「はい、いいです」なんて、たとえそう思っていたとしても素直に言えるはずないじゃない・・・といった気持ちだったようです。妻の母にいたっては、「私を捨てて地球の裏側になんて行くんじゃない」とまで言われました。
私には、もう1つの北海道に対するイメージ・理想がありました。それは、北海道には「とんがり屋根の塔の建物」がよく似合うので、北海道に住むのなら、そんな家に住んでみたいとの思いです。
平成3年(1991年)に夫婦で砂川を訪れ、担当者の方に購入した土地や市内を案内していただいた時、公共施設に「とんがり屋根の建物」があったのに驚きました。その後も、当時の市長さんの嗜好だったのか、そのような形の施設がいくつも建設されました。まさに、理想を叶えるにはうってつけのまちだと考えた私は、この「とんがり」の環境の中で、「とんがり屋根のある住宅」を新築することを決断したのです。
砂川での実際の生活
平成7年(1995年)から、砂川での生活がスタートしました。住宅が完成するまでは借家暮らしでしたので、間に合わせの家具を買いにまちへ出かけたことがありました。小型の家具を抱えたまま、たまたま入った喫茶店で、よっぽど私たちの風貌・様子がおかしかったのでしょうか、店主から意味ありげに「わけありかい?」などと話しかけられました。確かに、右も左もわからない生活に少し疲れていた頃の出来事です。その店主とはすぐに打ち解け、多くの生活の知恵を教えていただき、多くの人とのつながりもできました。
現在では、砂川での生活にも慣れ、趣味のラジコン飛行機、スキーを楽しんでいます。妻も、野鳥の会で自然と親しむ一方、ちょくちょく札幌に出かけ、質の高い芸術・文化にふれ、充実した日々を過ごしています。ラジコンは近隣の赤平市で飛ばしていますが、東京では高速代5千円をかけ往復2時間も費やしていたのに、今では一般道を使い片道20分で行けます。スキーも片道20分で歌志内市の国際スキー場、2時間半あれば富良野市の国際スキー場にも行けます。砂川は、道内どこへ行くにもあまり遠くない位置にありますので、ここを拠点に、第二の人生を満喫しています。
2人からのメッセージ
砂川(北海道)で生活して実感したことは?
- 除雪のタイミングが分からなかった。雪が降っている時に除雪をするから、1日に何度もすることがあった。買い物もそうだが、吹雪の時は出歩かず雪がやむのを待つという知恵を学んだ。時間の使い方しだいで心にゆとりができる。(妻)
- アイスバーン上での歩行に慣れるまで時間がかかった。(妻)
- 視界がなくなり車が運転できなくなるほどの吹雪に驚いた。(夫)
- 北海道の雪はサラサラで軽く除雪はやりやすい。昔、疎開先で経験した雪の方がベチャベチャで重くたいへんだった。(妻)
- 北海道では、公共交通機関の利便性が悪いので、車がなければ不便。反面、車があれば都会のような交通渋滞がないため短時間で目的地に行ける。(夫)
- 交通マナーの悪さに驚いた。右左折での方向指示を出すのが遅い。(夫)
砂川で生活して利点だと思うことは?
- オアシスパークや子供の国、ラベンダー畑、アップルガーデンなどの観光施設や自然がいっぱいある。(夫)
- 市立病院、公民館、図書館などの公共施設が充実している。(夫)
- 札幌や旭川などの主要都市にJRを使えば1時間以内で行ける。(夫・妻)
- スキー場、温泉など砂川市にない施設が、近隣市街にそろっていて容易に利用できる。(夫)
- 砂川駅では30分間隔で特急を利用できる。(夫)
2人の名言集
- 「北海道には1日の中に四季がある」(妻)
日の出前が冬、日が昇り春になり、正午ごろに夏、日没のころが秋、1日で数回の衣替え - 「春の芽吹きがすばらしい」(妻)
白銀の世界から一転、雪解けとともに訪れる新緑の世界に感動 - 「江戸っ子から蝦夷っ子へ」(妻)
時間に対する感覚が変わり、東京から来た知人に、夕食までの時間つぶしに、50キロ(車で40分)離れた北竜町の「ひまわり畑」を何気なく【すぐそこ】だから行ってみては、と薦めた。知人もびっくり! - 「砂川は都会的な生活をしながら田舎を味わえる」(夫)
自然が豊富。公園、病院、図書館などの公共施設が充実している。また、札幌まで45分(JR)で行ける。
お問い合わせ先
すながわ移住定住促進協議会事務局
〒073-0195 北海道砂川市西7条北2丁目1-1
TEL 0125-74-8767 FAX 0125-54-2568
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