5月10日 協働のまちづくり企業訪問(片桐農園)
先々代が市内に農地を取得され、先代が戦後に開業されました。当初は苗木の栽培が中心で、その後、花の栽培がメインとなりました。
連なるハウス(14棟)には様々な花や苗が色とりどりに並び、奥手のハウスではハロウィーンで大活躍の秋のパンプキン栽培に備えています。
現在は栽培と仕入れが半々位で、顧客のニーズに応じてストックされています。特に春先は温度管理が重要で、花の耐寒性に応じてハウスを区分して温度管理をしています。ハウスの管理は毎年雪との戦いで、昨シーズンは少々雪にやられてしまったようです。
長年花を手掛けてきたご主人はさすがに知識豊富で、あらゆる花の特徴、由来、生育法などに即答できるノウハウを備えています。最近は家庭菜園ブームもあって、野菜の苗もよく出るそうで、一番人気はレタス、次にキャベツのようです。中国からの外来種のスズシロチョウの幼虫は一晩でキャベツを食い尽くすそうで、要注意とのことでした。
「大手のホームセンターも増えてきて、単に小売面では太刀打ちできないので、生育のノウハウもセットで販売できるのが専業農家の強み」と話されていました。水やりや越冬法などをスラスラとアドバイスしてもらいながら購入できるのでとても安心です。
市内外のイベントにも出店されていますが、こちらは多方面で活躍されている娘さんとお母さんがメインとなっています。とても優しく、仲のよいご家族の協力でさりげなく職人仕事をこなす片桐農園さん。今後も砂川の街を彩ってください。
片桐さん
色とりどりの花が並んでおります。