8月1日 防災フォーラム「昭和56年水害の経験と知恵の伝承」
昭和56年洪水、平成28年の洪水を踏まえ『災害の伝承』が必要なことから、市民とともに防災フォーラムを地域交流センターゆうで開催。消防や国、道の協力をいただき消防団、町内会長など70名に参加いただいた。
4月24日砂川市防火協力会総会・懇親会のブログで書いたことが実現できた。
はじめに水害の動画を上映。死者1名を出した昭和37年水害では河川が氾濫しボートで避難する住民、昭和50年水害では宮下地区を流れるパンケ歌志内川、三砂橋の被害状況が映し出された。その後、国から札幌開発建設部滝川河川事務所正木所長、北海道から札幌建設管理部滝川出張所奥平所長により治水事業の変遷と過去の水害に関する説明があった。
それから防火防災協力会高村会長、自主防災組織(豊栄町内会)鈴木会長、前砂川消防団長堀氏、元消防長佐々木氏を交え6名のパネリストと私でパネルディスカッションを行い、貴重な意見を交わすことができた。参加した皆さんご苦労様です。
参加者の皆さん
貴重な洪水時の写真資料
滝川河川事務所正木所長
洪水に関する説明
札幌建設管理部滝川出張所奥平所長
パネリストの皆さん
左から佐々木さん、堀さん、鈴木会長
左から高村会長、奥平所長、正木所長
奥平所長の説明の中で、もしパンケとペンケを結ぶ河川トンネルができていなかったら、平成28年の水害時ではパンケ歌志内川の水位が1.1メートル上昇し「避難勧告」ではなく「避難指示」発令の可能性があったと話があり、まさに河川トンネルの効果が実証されました。
昭和56年水害を経験している職員は市役所では私と副市長2名だけであり、昭和の水害経験者が少なくなっている中、パネルディスカッションでは消防、消防団、市民の貴重な体験談を共有。過去の水害から学べることが多く、伝えることができたのでは。
パネルディスカッションの中では昨今の異常気象による降水量の増加などにも言及、西日本豪雨のような気象条件が重なれば砂川市も平成の大水害になる可能性が非常に高いです。
市民の皆さんへ、何度もお伝えしますが、砂川市が避難勧告を出した時は迷わず避難してください。特に高齢者ほど早めの避難をお願いします。