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11月27日 53年の歴史に感謝~石山中学校閉校記念式典

53年の歴史に感謝~石山中学校閉校記念式典

式典は、協賛会会長皆上泰信氏の式辞(写真)、市長挨拶、松田安弘校長挨拶、校旗返還、清原結和生徒会長挨拶と進み、続いて行われた「思い出を奏でる会」では、記念映像『石山中学校最後の1年』(制作:桐井将暢地域おこし協力隊)、吹奏楽部記念演奏(齋藤武史先生の圧倒的なパフオーマンスと涙)、記念発表(同窓生 Tomomiさんの素晴らしい歌唱力と在校生が作詞した閉校記念ソング「最後のチャイム」)、下田咲亮前生徒会長の感謝の言葉、最後に「翼をください」を全校合唱。
前半の厳かな式典、後半の思い出を奏でる会は和やかに素晴らしい閉校記念式典でした。
以下、松田校長及び清原生徒会長の挨拶を載せる。

松田校長の挨拶

松田校長の挨拶

(前略)本校は、昭和45年に旧空知太中学校と旧北光中学校の統合により開校いたしました。以来、様々な歴史を刻み続け、最後の一年を迎えております。
歴史を締めくくる一年となった今年度は、各行事を中心に、これまでの伝統をふまえ、感謝の気持ちを込めた取り組みが続きました。
陸上大会では、PTA参加種目を復活させ、「綱引き」を実施。およそ30人もの保護者に参加していただき、本気の力比べ。勝って喜ぶ保護者、負けても楽しそうな生徒の笑顔に、思い出を共有できた充実感がありました。学校祭では、感謝の思いを込め、生徒全員で完成させた校舎のモザイク画。石中伝統の「歌声」を発揮すべく力を入れた合唱には、聴く人の心を動かす力がありました。行事以外の日々においても、さわやかな「挨拶」がいつも聞こえ、素直であたたかな雰囲気の中、伸び伸びと活動する生徒に、石中らしさを感じてきました。
本校が、伝統的にこのような教育活動を続けてこられたのも、多くの皆様の支えがあってこそと考えております。保護者の皆様には、日頃からご理解ご協力をいただき、さらに、PTA活動で積極的に学校を支えていただきました。陸上大会のみならず、学校祭バザーでは、伝統的に大変多くの保護者の方にお手伝いいただき、明るく元気なパワーで、毎回、行事を盛り上げていただきました。
また、本校は地域の皆様からも大切にしていただいております。いつも生徒を温かく見守り、応援していただきました。特に、今年、閉校記念イベントとして実施したマラニックにおいては、たくさんの笑顔と声援を地域の皆様からいただき、生徒の心に残る思い出となりました。
石山中学校の伝統の中心は生徒です。これまで多くの生徒がここで学び、卒業していきました。その数は昨年度までで3486名、今年度も合わせれば3500名以上の生徒が、中学生という多感な時期をここで過ごし、成長し、たくさんの思い出を胸に、次のステージに進んでいるのです。その一人ひとりにとって、この石山中学校が思い出を刻んだ母校であり、その母校が閉校になるのは、とても寂しく、残念に思う方も多くいることと思います。
学校としましても、閉校は大変残念なことではありますが、学校がなくなっても、思い出はなくなりません。石中でのたくさんの思い出を、心の拠り所として、変わらずに大切にしてほしいと思います。そして時には、誰かと石中の思い出を共有し、懐かしむような そんなひと時を過ごしてもらえるならば、嬉しく思うところです。
また、石中は閉校となりますが、子ども達は地域に生活しております。地域の皆様におかれましては、これからも温かく見守っていただき、統合後の新たな砂川中学校への変わらぬご支援をお願いいたします。(後略)
 

清原生徒会長挨拶

清原生徒会長の生徒代表挨拶

校舎の周りの街路樹はすっかり葉を落とし、これからの風雪厳しい季節へ向けて冬支度を整え始めていることを感じる今日、石山中学校は閉校記念式典の日を迎えることとなりました。
私たちの母校、石山中学校は2023年3月31日をもって53年間の歴史に幕を閉じようとしています。
石山中学校は、1970年4月1日に北光中学校と空知太中学校が統合されて誕生しました。統合後も大きく発展していってほしいという願いが込められている校章に見守られながら、多くの卒業生を輩出し、地域の温かな協力や応援に支えられてきました。しかし、地域変化に相応した新しい学校作りをすることにより、次年度からは新生・砂川中学校としての歴史が始まることになりました。
ここで改めて、石山中学校の思い出を振り返るといろいろなことが胸によみがえってきます。私たちがこの歴史ある学校に入学し、初めて体育館につながる廊下を歩いた時は、寒さが身にしみて、これからこの学校で生活していけるのだろうかと不安でしたが、今では、この学校が私たちの居場所となりました。毎朝「友達と何を話そう。」「今日はどんなことを習うのだろう」とワクワクしながら登校する、大事な場所になりました。
石中生徒会では二つの大きな行事とスローガンを大切にしてきました。二つの行事の一つである陸上大会は、二つの小学校から入学してきた一年生にとって、初めての大きな行事であり、この行事のおかげでクラスは一つにまとまっていきました。もう一つの大きな行事である学校祭では、貼り絵や学年発表やみんなの広場、という部門で、それぞれが選んだものに取り組んできました。作品が完成した時や、発表が終わった後の達成感により、クラスの雰囲気は一段と良くなっていくと同時に、たくさんの思い出が残りました。
そして、石山中学校には、オリジナルの活動で、先輩方が歴史をつないでくださったホットハートエンドレスがあります。ホットハートエンドレスとは、いじめのない学校を目指し、仲間との絆を作る活動ですが、私たちが友だちとの関係を大事にするきっかけとなり、何気ない毎日の思い出があるのもこの活動のおかげだと思っています。
私たち生徒会では、石中最後の半年のスローガンを「謝恩」にしました。日々周りの友達への感謝、思い出の多い学び舎への感謝、これまでの伝統を途切れさせることなく継承してくださった先輩方、私たちをいつも支えてくださった保護者のみなさん、先生方や地域のみなさんへの感謝を胸に石中生活をしめくくっていきたいと思っています。
石山中学校は、来年度から砂川中学校と統合しますが、これまで伝統にしてきた「挨拶」や「合唱」などをこれからも、私たちの中で大切にしていきたいと思います。そして、新生・砂川中学校の伝統の一つとしてつないでいきたいと思います。
終わりに、私たち最後の石中生89名は、閉校を迎える日まで毎日を大切に過ごし、感謝の気持ちと石中の思い出を胸にこの先の未来を歩んでいくことを誓い、生徒代表の挨拶とさせていただきます。
 

市長挨拶

市長挨拶

校旗返納

校旗返納

吹奏楽部による記念演奏

吹奏楽部による記念演奏

全校合唱

全校合唱

壁に展示されたモザイク画

壁に展示されたモザイク画

歴代の卒業アルバムを展示

歴代の卒業アルバムを展示

石山中学校の校門

石山中学校の校門

石山中学校の校章

石山中学校の校章

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